Hearts of a boy

Someday you'll understand that. Not now. Here's looking at you ,kid.

Garmin nuvi 205(ポータブルナビ)19,700円のあれこれ

 2万円でおつりの来ちゃったナビ。 Garmin の nuvi 205。
 買って、「はい使えます」と、日本製ナビのように上げ膳据え膳にはなってません。日本のメーカーは、これでもか、これでもかといろんな機能を備えてくれますが(ケータイがいい例ですね。使わない機能が満載)、Garminさんはホッタラカシ。
 まあ、「こんなのでどう? 後はお好きに」って感じでしょうか。
 そんなもんで、自分仕様にするテマヒマが決して苦痛ではないというのであれば、安い買い物かもしれません。

 これまで、マイカーを選んでみたり、フリーソフトのカシミール3Dと国土地理院が提供してくれている地図やGoogle Earthを使って、夏休みのドライブルートを記録してみたり、あんな所こんな所(大山千枚田伊予ヶ岳崖の観音仙丈ケ岳仙丈ケ岳(完結編)石堂寺湖水亭「嵯峨和」三石観音)へお伴をさせました。

【 ハイキングのお伴に使えるか、な?・・・・ 】
 で、以前から思っているのですが、もともとポータブルですから、パカッとはずせばポケットにも何とか入るサイズです(カッコ気にしなければ)。ならば、ちょっとした山行きなら徒歩モードもあることだし、山行き記録に使えるのではないかと。どこに何時に着いたかをメモるのって、けっこうメンドーなんですよねネ。
 内蔵電池は4時間程度持つらしいので、短距離の日帰り登山なら何とか可能? なんてことを思ってました。(実際に、先月仙丈ケ岳に行った時は、バスを降りてからテントサイトまで。テントサイトから仙丈ケ岳への登りのうち2時間程度を使ってみました。もちろんちゃんと徒歩ルートは記録されてました-あたりまえか-。)

 考えてみると、ケータイには乾電池で充電ができる充電機器があるじゃないですか。あれと同じことなんだから、乾電池さえ持っていけばもっと長時間の歩行でも使えるはず。
 ただ、家人によると、ケータイの充電時の本体のコネクターはメーカごとにすべて異なるらしい。つまり、「××メーカー用充電機器○○」というものが必要なわけです。
 一方、GarminのコネクターはUSB端子・・・・ひょっとしてこれってありそうじゃないですか。今度家電店で探してみよっと。

lost-2衛星をロストしました】
 ただそういう使い方をするとなると、気になるのは、「衛星をロストしました。」です。

 左のmapは、先日、三石観音へ行った時の軌跡ログ(赤い線が軌跡。小うるさくいっぱい立っているピンが、個々の測地点)ですが、一部でログが飛んで直線になっています。
 駐車場に車を止めてからポケットに放り込んで参拝をしました。車にセットして通った時には、ほぼ道路に沿って測位されていますが、同じところを徒歩で通った時にはロストしています。
 ポケットに入れていたせいかもしれません。

siraitonotaki 一方、こちらのmapは、夏休みの軽井沢。

 白糸ハイランドウェイの白糸の滝を過ぎたあたりから軽井沢の三笠ホテル付近までの軌跡です。ここでも大きくロストしていることがわかります。
 このロストしているあたりは、山あいの渓流沿いの道路で、加えて道路に樹木が覆いかぶさるようになっているところです。やはりこういうところは、高層ビルの谷間と同じで苦手なようです。
 山に連れていくにしても、「そのつもりで」受信しやすいザックのポケットに入れる工夫をするとか、渓谷沿いの道や沢登りでは、あまりあてにならないことを覚悟しておくということなんでしょうね。
 いずれそのうちに(いつのことやら・・・)試してみようと思ってます。
  1. 2009/11/07(土) 18:10|
  2. Megane君の事件簿
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南房総やっつけ日帰り旅(3) 三石観音

kameyamako  湖水亭「嵯峨和」で温泉を堪能して三石山へ向かいます。
 左の地図の上の方で輪になったところにある赤いピンがスタート地点の嵯峨和です。右回りで行く方が近いのですが、その道は帰り道でどうせ通ることになるので、左回りに一周するようになるコースを選びました。
 途中まで、さっき通った道を引き返し、途中で左へ、三石山へと入っていきます。少々狭いところもありますが、ほとんど苦になることのない舗装道路です。
 山頂近くにいくつかある整備された駐車場にMegane君を駐め、参道へ。参道脇にはお店もありますが、全部閉まってました。

mituisikannon【 観音堂 】
 左の写真、正面が観音堂です。観音堂の屋根に覆いかぶさるように大きな岩があります。実際、観音堂の建物はこの岩に沿ってあるため、屋根は本来の左右対称ではなく、岩に浸食されたように建っています。
 建物に直接かぶさっている岩のほかにも、大きな岩が二つ(写真の右手)あり、三石山の名はこれにちなむものなんだそうです。
 
 古くから漁業関係者の信仰が盛んらしいですが、いかにもそれらしく観音堂の欄間には浦島太郎の説話を題材にしたらしきものがありました。
 午後も遅い時間になっていたせいでしょうか、参拝客もちらほらで境内は静まり返っています。

takahashi 【 高橋尚子さんのシューズ 】
 境内へ入ったすぐ左手にけったいなモノがありました。
 石のランニングシューズです。マラソンの高橋尚子さんのシューズのようで、彼女の名前と小出監督の名前が礎石に彫りこんであります。ここへお参りにでも来たんでしょうね。他にも名前が彫ってありましたが、・・・・忘れました。


okunoinnhe【 奥の院 】
 観音堂の裏手に回ると、「奥の院へ」という文字が見えました。短い急な階段を上がっていくとその先は左の写真です。大きな岩に挟まれた狭い通路を二か所ほど通り抜け、急な斜面に切られた歩道を進むとほんの5分ほどで小さな祠のある奥の院です。

okonoin 写真には写っていませんが、祠をとりまく鉄柵にたくさんのハンカチが結んであります。願い事が一つ叶うんだそうです。
 この祠のある場所は、なかなかの展望台(標高290mくらい?ですね)。今夜からは雨という予報どおり、午後になって雲が広がっていましたが、周りにあまり高い山もないせいもあって見通しが利きます。

kameyamakocc 左の写真は、この奥の院から西の方を写したものです。
 このあたりの紅葉は、11月下旬から12月の初めころが見頃らしいですが、珍しく紅葉した樹々が写っています。
 手前のわずかにグリーン(もう、少し枯れているのかな)の見えるあたりが亀山湖カントリークラブ。写真の中央、地平線上で起伏のあるあたりは、一番下の図(カシミール3Dのカシバードで作った鳥瞰図です)にあるように高宕山、八良塚の山なみです。
 その右あたりから徐々に高度をあげていく山なみは鹿野山へと続いていきます。

kasibar 午後になって前線が近づき風が強くなってきました。
 ハイキングついでに温泉に入って、ついでに少々行楽をという予定が、ハイキングなしの、ただただのーんびりの旅になってしまった一日でした。

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  1. 2009/11/07(土) 09:46|
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南房総やっつけ日帰り旅(2) 湖水亭 「嵯峨和」 温泉&ランチ

sagawa-4【 亀山湖の湖水亭「嵯峨和」へ 】
 石堂寺から亀山湖へ向かうには、R410が単純明快。久留里へ向かって北上を続け、途中で亀山湖へ少し引き返すように行けばいい。
 ところが、ナビの設定を「有料道路優先」のままにしていたら、気がついたら長狭街道を鴨川方面へ走っていた。結局鴨川有料道路を走って亀山湖へ。

 左は、GoogleEarthで目的地「嵯峨和」の上空からの景色を見たもの。GoogleEarthのこのあたりの衛星画像が、こともあろうに冬期のもの、それもこのあたりでは何ともめずらしい積雪のあるときのもの。

 そんなわけで、当然仕上がりは「冬景色」。なんちゅうこっちゃ。
 湖の向こうの山なみが、この後向かった三石山への稜線。水色の線がところどころ見えているのは、Megane君の通過した軌跡です。

sagawa-1 ぽつーんとある一軒宿です。三角屋根があるので、目にしたときは洋風なのかなと思ったのですが、近づいてみると三角屋根を除けば和風。
 12時少し前に着いた時には、駐車場にすでに7・8台の車が止まっていました。玄関で声をかけ、出てきたおばちゃんに「食事をしたいんですけど。ついでにお風呂も」と話すと、ちょっと思案をしてすぐに部屋へと案内されました。
 玄関を入ってすぐ奥に小さなロビーというかリビング程度の部屋(2枚目の写真)があり、その奥がどうやら昼食とかの席(三枚目の写真)になっているようです。

sagawa-2 どうもそちらの席はすでに先客があるようで、おばちゃんは廊下を奥へと入っていき、一番奥の十五六畳くらいの和室へ案内してくれました。
 座卓が四つくらいあったでしょうか。でも、先客はなく、とりあえず独占できそうです。
 廊下と反対側の湖側はテラスになっていて、寝そべってしまうようなロッキングチェアが二つ置いてあります。デッキも木製で比較的最近作ったもののようです。
 デッキからは亀山湖を少し見下ろすようになります。どの部屋からも湖が見えるようになっているようです。湖にはボートを出して釣りをしている人たちが見えますし、なかなかいい景色なのですが、残念なことに雑木と境界の金網が視界に入ってしまうのが惜しいですね(四枚目の写真)。

sagawa-3 「お風呂、先に入ってもいいですか?」と聞くと、「あと少しで団体さんが来るから、食事の注文だけしてお風呂に入ったら? お風呂の間に食事の準備するから」とのアドバイス。
 ぼくが猪鍋定食、wifeはお豆腐鍋定食を頼んで、いざお風呂へ。(鶏料理でおいしいのがあると聞いてたのですが、すでに売り切れてました。)

 さて、お風呂です。部屋には鍵もないし貴重品はどうするのと尋ねると、風呂場のロッカーに入れて、その鍵をフロントにあずけるのだそうです。

sagawa-L 脱衣場は狭く脱衣BOXも十個足らずです。風呂は、露天ではなく内風呂の岩風呂です。
 お湯は、そうですねウーロン茶とかの色に近く、紅茶のように赤くはありません。湯につかり手足に触れるとスベスベというかヌルヌルとした感触があります。
 御宿の美人の湯(元湯)によく似ていますが、あれほど濃い色ではありません。(でも、湯船の中で寝そべると、足のほうは見えません。) 湯加減もちょうどいいくらい。ちょっとぬるめかなと最初は感じましたが、内風呂で熱気がこもるため、これくらいでないと長く入ってはいられないでしょう。
 結局、三十分弱の間、独占でした。

 お風呂をあがると食事の準備ができています。「後からの団体さん」は、どうやら近隣の人で法事の後の食事のようです。
 料金体系は、食事(定食)だけだとだいたい1,500円くらい。温泉だけだと(確か)800円。食事をすると、温泉入浴はフリーという設定。(ぼくたち-二人-はこの日、4千円でお釣りをもらいました。)
 なので、この料金からすると食事の方も十分といえます。それに、お風呂上りに貴重品をロッカーから出そうとして話すと「食事されてからまた湯に入るならそのままの方が・・・」と言われて、そうなんだ、二度入ってもかまわないんだとわかった次第。
 日帰り温泉は、場所によっては入浴は一回と制限があったり、入浴後にゆっくり休む場所がなかったりすることがあるなかでは、出色と言っていいような・・・。
 で、食事後もしばらく景色を眺めたり、ゴロゴロしていたら、またお湯に入りたくなって都合二度お風呂に入りました。(この間に、もう一組のご夫婦と同室になりました。)
 少々くたびれた設備、内装ですが、昼食&温泉ならぼくには十分。結局二時間半近くをゆっくりと過ごさせてもらいました。
 この後は、予定どおり三石山の三石観音へ向かいます。

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  1. 2009/11/03(火) 17:29|
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南房総やっつけ日帰り旅(1) 石堂寺

googlemap 秋の一日、日帰り南房総の旅。
 予定は、
1.千葉県第三の高峰(363.9m!?)「御殿山」に午前の早い時間に登り、
2.近くの“日本三石塔寺”に数えられるという「石堂寺」を訪れ、
3.亀山湖にある一軒宿の温泉「嵯峨和」で温泉に入って昼食。
4.さらに、時間とその気があれば三石山の「三石観音」に寄って帰る。
でした。

 ところが、御殿山に向かう林道が「路面洗掘のため」という、ボクにはよくわからない理由で通行止め。“突っ込め!!”と行っちゃうことも考えましたが、なぜか素直に引き返し、計画のトップ項目を挫折。すぐ目と鼻の先にある「石堂寺」へ向かいました。

 ちなみに一番目のmapは、この一日のMegane君の働きぶり。
 クセモノPND ガーミン nuvi 205 に残されたMegane君の軌跡ログファイル(Current.gpx)を Google Earth に drop(?) したもので、薄い水色の軌跡がこの日のMegane君の軌跡です。
 御殿山へ行く予定だったので、鋸南富山ICまで館山道。そこから道の駅「富楽里富山」の手前の交差点を左(東)、R89を平群中の信号で右折(南)へ。このR88を約5km走って滝田でR258(左、東)へ。20分ほど行くとR410号に出る。(このR258-R410の間に林道畑塩井土線があって、ここから御殿山へ行く予定でしたが、途中で通行止めの標識に出くわしました。)
 ここを右(南)へ行くと、5分ほどで石堂寺の駐車場が道路左手に。Pは2ヶ所あって、二つ目のPが参道入り口に直結している。
【【 石堂寺 】】
 石堂寺は、HPによると、南房総最古の寺だそうです。和同元年(708年)に奈良の僧恵命・東照が秘宝アショカの王塔を護持してこの地を訪れ、草庵を結んだことに始まり、その後、神亀3年(726年)行基上人が来て堂宇を建立したと伝わっているそうです。「伝」ですから、よくわかりませんが・・・。
  当初は「石塔寺」と称し、滋賀の阿育王山(あしょかおうざん)石塔寺(いしどうじ)、群馬の白雲山石塔寺(妙義神社の別当寺 今はない?)とともに日本三石塔寺に数えられていたそうです。

仁王a【 仁王門 】
--マンガチックな仁王さん--
 駐車場から見えている仁王門へ。江戸時代のものだそうですが、赤い塗色が少々ペンキっぽいですね。
 とりあえず神妙な心持で坂を登って行くと、左右に仁王さんが迎えてくれます。この仁王さんも門と同じように赤く塗られています。なかなか派手です。

仁王n 金網越しにその顔を見ると、これが、思わず頬の緩んでしまうお顔です。体躯があまり大きくないせいか、あるいは5頭身くらいの立ち姿のせいかとよく見ると、どうも目玉のせいのようですね。
 赤い地肌にまん丸目の白が強烈。なんかこんな顔したサカナがいたよなーってカンジです。

本堂【 本堂 】
 仁王門をくぐって赤いのぼりのならぶ坂道を進み、短い急な階段を上がると正面に本堂、右手に多宝塔。左手には鐘楼その他があります。

 本堂は寄棟造妻入りの銅板葺きで、室町時代(1513年)の建立。写真では、少々小さく見えますが、相応の大きさ。国の重要文化財です。
 本堂内には、室町時代(1513年)の唐様・天竺様の折衷様式の厨子(国の重要文化財)があり、おそらくそこに御本尊の木造十一面観音立像(国の重要文化財)もあるのでしょうが、暗くてよく見えませんでした。

薬師堂【 薬師堂 】
 本堂の右手少し高いところに薬師堂があります。
 桃山時代の1575年の建立だそうです。寄棟の茅葺きなので、遠くから見ると小さな農家のようで、なんとも素朴な味わいがあります。
 1971年に付近から移築したものらしいですが、これも国の重要文化財なんだそうです。薬師如来(平安)と毘沙門天(南北朝)が祀ってあるらしいですが、見えません。

鐘楼【 鐘楼 】
 本堂の左手にある鐘楼。なかなか凝った造りです。姿かたちもgood。
 あんな狭いところで鐘がつけるんだろうかと階上部分をのぞきこんでみると、屋根の内側はそれなりの天井高があるみたい。
 江戸時代の1758年の建立。

ogatake【 旧尾形家の住宅 】
 本堂を過ぎてさらに境内を奥へと進むと、江戸時代享保13年(1728)建立の旧尾形家住宅があります。これも国の重要文化財。
 江戸時代の民家で、1972年に近くから移築されたものです。このあたりの名主を務めたこともある家だそうで、安房地方民家の中では大規模なものということです。
 後世にだいぶ手が入ってはいるものの、主要部分は往時のままだそうです。

 こんな家なら(少々手を入れて)住んでみたいなと思わせてくれます。と言っても、内部はまったく見えないので、住み心地は?
 でも、こんな家で好きな本でも片手に、畳に寝転がって青い空と白い雲を眺めるってのは、マンションから行き交う車のヘッドライトを眺めているより、はるかにステキと思えます。

tahoutou【 多宝塔 】
 最後に多宝塔。寺に伝わる文書には天文14年(1545年)建立とあり、塔の相輪には天文17年(1548年)の銘があるそうな。 いずれにしても16世紀半ば室町時代の建立。国の重要文化財。

 本堂や薬師堂、おまけに旧尾形家住宅も、木の地肌の乾いた感じがいかにも日本的。この点では仁王門だけが異質だけど、ほんとのところはどっちが日本的なんだろう。
 少々華奢なところはあるけれど、大きな屋根をのっけた本堂に比べると、それだけにスタイリッシュ。内部に慶派の千手観音がまつられているらしいけど、これも見えません。

 境内を回り終えて駐車場へ。次は温泉&ランチに亀山湖へ。
  *車を出してから気がついたのですが、房総に数多くある「波の伊八」の作品があったんですね。見忘れました!

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  1. 2009/11/03(火) 16:11|
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おみやげ三都物語(奈良、神戸、大阪)

tenten パリ、ローマ、・・・の三都ではありません。奈良、神戸、大阪の三都物語です。それも、三都をめぐったわけではありません。大阪だけ。なのに、手みやげは三都になってしまいました。いまどき、みやげものもこんなものですかね。
【大阪】
 週末にかけての大阪出張+大阪地区で開かれた学生時代の同窓会(というか、同窓会にあわせて組んだ出張スケジュールなんですが・・・)に出席。
 どうせ、最終近くの新幹線で東京へ向かうことになるからと、会合前にみやげものを探索。ところが、大阪駅周辺の工事で、しばしば立ち止まらないとどこに自分がいるのか分からないような始末。
 そんな中で、最初に手にしたのが点天のひとくち餃子。まあ、なんとオテガルな。

ssl-a-IMGP6036.jpg【奈良】
 餃子を手にしてレジに向かうと、ふと目の前に「わらび餅」の大きな文字。
 あの奈良 東大寺 戒壇院近くに本店のある千寿庵吉宗のわらび餅ではないですか。
 おおーっ、と思ってすぐ手にしてしまいました。
 ひとくち餃子もそうですが、みやげものとして定番になってくると、どこにでもあってうれしい反面、行かなくても手に入ってしまう安直さに、少々戸惑ってしまいます。

 さて、「これでいいか」というところですが、"みやげ”なわけですから、ぼくの好みだけで決めちゃっていいのか・・・? ふと、立ち止まり、「あかんなあ」ということに。改めて、スイーツ類の探索を始めることになってしまいました。

mont-plus【神戸】
 土曜日の午後の雑踏、加えて工事のせいで役に立たなくなってしまっている土地カン。立ち止まっては歩きを繰り返していると、スイーツ類だけ集まったコーナーを見っけました。「デザートテラス」。三つか四つくらいのお店しか入ってないコーナーです。
 で、入ってみると、なんと神戸の「mont plus」があるじゃないですか。スイーツ音痴のぼくでも、最近の神戸あたりのウワサくらいは、耳に入ってきます。たしか、元町あたりに最近(何年か前だと思う)できたお店です。
   *大阪のお店は「モンプリュ ペイザンヌ」というそうです。
 「これならバッチシ」と思って店員さんに相談をすると、「冷蔵庫に入るまでに何時間?」とか、「今日中に食べはります?」とか聞かれ、どう考えても帰宅は零時過ぎ、それまでの間は常温。食べるのは明日。あたりまえですが生菓子類はバツ。 無念!
 仕方なく、日持ちのする MON COPAIN というガトーショコラを購入。
これで一安心と同窓会の会場へ向かったのであります。

ちなみに家人の評価は、
 ・第1位: MON COPAIN
 ・第2位: わらび餅
 ・第3位: 餃子
で、何のことはない大阪はビリでした。
  1. 2009/10/25(日) 11:09|
  2. diary
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南アルプス仙丈ヶ岳 のーんびりと(完結編)

(*)全行程(徒歩)マップとルート断面図は、このページの最後にあります。

【バスに乗り遅れ!】
 さて翌朝。
 のーんびりと過ごしていたところ、北沢峠のバス乗り場に着いたのは7:25。
 3台のバスが連なっているが、見るとどれも「広河原-北沢峠」となっている。北沢峠から、さらに奥の北岳の登山口へ向かうバスだ。戸台行きのバスがいない!
 あれ?と思いバス停の時刻表を見ると戸台(仙流荘)への始発は7:20。なにを勘違いしたのか7:30と思い込んでいた。次のバスは10:00発。待ち時間2:30。ヤレヤレ・・・、渋滞が始まるまでに帰ろうと思っていたのに。
kitazawatoufe-toire
 バス停のベンチには先頭から順にNo.が書きこんである。
 No.1とNo.2には、すでに先客がザックを置いている。グチをこぼしていてもしかたがないので、No.3にザックを置いて、バス停正面の林道から少しだけ高台になっているきれいな山小屋、長衛荘に入ってみた。

 ちなみに、左の写真は長衛荘前のベンチからのもの。
 見えている建物はトイレ。こんなところでは珍しく、水洗の洋式で座面はあったかかった。手前に泊まっている車は道路監視用のもので、人は運んでくれない。常駐しているらしいが、運転手のおっちゃんが気のいい人で、次から次に下山してくる登山者にいろいろとアドバイスをしていた。

 長衛荘の玄関を入ると左に受付のカウンター、右にみやげもの。
 正面にはストーブと、それを囲んでテーブルやイス。バス停のベンチNo.1とNo.2らしき老夫婦と何人かの人たちが山の話で盛り上がっている。
 左右には、真ん中の通路をはさんで、両側に雑魚寝のスペースがあり、ふとんがすでにたたまれていた。二階にも客室がある。
 コーヒーを頼んで外に出る(屋内は禁煙)。ベンチに座り、持って来た文庫本で時間を過ごす。

 しばらくすると陽射しも少し強くなり、時間とともに少しづつバス待ちの客も増えてきた。
parking 9:30になって臨時バスを出すことにしたようだ。実際に乗ってみると、1台では足らず2台に分乗である。
 仙流荘への道すがら、運転手がポイント、ポイントで車窓からの風景を解説してくれる。
 50分で仙流荘に到着。
 (*)林道開通30周年ということで、オリジナルポストカードを下車時にいただきました。

 左の写真は仙流荘前の駐車場から。かなり広い駐車場だけど、昨日は朝から駐車場がいっぱいになり、付近の農道にまで駐車するようにしたそうだ。
 山間に鋸岳が見えていた。

 仙流荘のお風呂(温泉ではない)に入ろうかとも考えたが、何より連休最終日の渋滞が気になる。
 着替えだけ済ませてそそくさと出発。
 近くの道の駅「南アルプス村 長谷」だけに立ち寄って、漬物といかにも新鮮なレタス、チーズケーキ、刺身こんにゃくを購入(クロワッサンが有名らしいけど、混雑でパス)。
 途中小仏トンネルの手前で10kmほどの渋滞はあったものの、幕張PAまでノンストップで自宅に16時前に帰着した。

【 今回の のーんびり山行きの全体マップ 】
zentaimap


【 同上 ルート断面図 】
daemenzu

テーマ:登山・ハイキング - ジャンル:旅行

  1. 2009/10/18(日) 16:04|
  2. 名所・温泉・山etc.
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南アルプス仙丈ヶ岳 のーんびりと ( その4 )

(*)全行程(徒歩)マップとルート断面図は、このページ(完結編)の最後にあります。

kitadake-sanchou 【山頂からの北岳】
仙丈ヶ岳山頂から野呂川をはさんでの北岳の姿。
 北岳の正面を駆け上がる谷は、前白根沢です。
 仙丈岳をこのまま越えて、尾根(仙塩尾根)通しに縦走して間ノ岳経由で北岳へ行く道があります。それをショートカットして野呂川上流の両俣小屋へいったん降り、北岳側の左俣沢を登り返して中白根沢の頭へ行き北岳の肩(写真の山頂左下の傾斜が緩くなったところ)へ出るルートがあります。
 写真の北岳から右へ下る稜線の手前に尾根が見えていますが、この尾根がそのルートです。

 【仙丈小屋 今昔】
 二枚目の写真は、山頂から俯瞰した藪沢のカール。カール底に立派な小屋が見えています。
 のぞき込むと、カール底からの風景を満喫しているのだろう人たちが小屋周辺でたむろしている姿が見えます。
 ぼくが以前に訪れたとき・・・判然としないけれどおそらく15年とか20年くらい前のことだ・・・ここには、ぼろぼろのバラックのような小屋があった、と記憶している。
 そのときは小屋に素泊まりの予定で、テントは持たず、自炊の準備だけをして、今回とは違う藪沢を登るルートで訪れた。

yabusawa-ka2 ところが宿泊を予定していた小屋(馬ノ背ヒュッテだと思う)に着いてみると、人の気配はまったくなし。すでにシーズンを過ぎて営業を終了していた。
 あきらめて下山をするのもあまりにもの足らないし、自炊の道具はあるのだからと、山頂に最も近い当時無人で開放されていた仙丈小屋に泊まることにして、そのまま新雪をまとった山頂を目指した。
 山頂からの展望を楽しんだ後、カールの底に頼りなげに建っている仙丈小屋へ。
 着いてみると、四畳半もないくらいの広さの小屋で、板張りの建物はところどころにすき間はできているし、床も半分ほどにはスノコのようなものがひいてあるものの、半分は土がむき出しになっていた。
 一枚きりの扉も何とかちょうつがいでつながっているという様子で、扉を閉めても隙間から外を眺めることができるような状態。

ryousen-sanchoukara 走って降れば有人の小屋があるところまで行けない時間ではなかったが、自炊の準備はしていたので、ままよと、泊まりを決め込んだ。
 山頂で会った何人かの登山者も下山したようで、ここに泊まるのはぼくひとり。しかし、そろそろ山頂付近が根雪になりだした時期。
 セーターやダウンベスト、雨具に着替えなど、身につけられるものはすべて身につけ、冷える足先をザックの中に突っ込んでなんとか寝ようとするものの、うつらうつらとしばらくはしても、すきま風と下からの冷気で、すぐに目が覚めてしまう。
 ろうそくの小さな火で冷えた指先を暖めながら、長い長い朝までの時間を過ごした。
 その小屋があった辺りに、実に立派な小屋が建っている。

 【山頂で】
 三枚目は山頂から見下ろした登って来た登山道。山頂にはちょうどお昼前に着いた。

sanchou-sscape 広い山頂からは、展望360度。ダウンベストをはおって、コーヒーを沸かし、パンと魚肉ソーセージをかじってのーんびりと休憩。最高の気分(下りがなければなあ・・・。)
 一時間ばかりを山頂で過ごして、せっかくの展望を楽しみたいので同じ稜線道を下山。
 大滝の頭の手前あたりで膝が笑い出して(こんなに軽量化したのに・・・)、何度も休憩しないといけなくなっちゃいましたが、なんとか4時ころにサイト着。

site-yuu 【キャンプサイトの夕暮れ】
 夕刻の北沢長衛小屋のキャンプサイト。
 北沢がすぐ目の前を流れています。サイトの向こうに見えている尾根が、今日登ったところです。
 サイトはほぼ満杯。夕方からはかなりの冷え込み。あちこちで夕食の準備が始まりました。ぼくも米を炊いて、レトルトのカレーをあっためて夕食完了。
 日が暮れるまでのあいだ、持ってきた文庫本を、北沢の流れと例によって高い高い缶ビールをさかなに、読んで過ごしました。
 しかし、なんでよりによって「地を這う虫」(高村薫)なんか持ってきたんだろう。

 陽が落ちて暗くなるとともに就寝。なんと健康的な一日だったことでしょう。

  (南アルプス仙丈ヶ岳 のーんびりと(完結編)へ続く)

テーマ:登山・ハイキング - ジャンル:旅行

  1. 2009/10/18(日) 15:43|
  2. 名所・温泉・山etc.
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南アルプス仙丈ヶ岳 のーんびりと ( その3 )

(*)全行程(徒歩)マップとルート断面図は、このページ(完結編)の最後にあります。

sanchoufukin 【仙丈ヶ岳の3つのカール】
 仙丈ヶ岳には3つのカール(圏谷)があります。
 北沢峠からの稜線ルートを登ってくると、小仙丈ヶ岳付近から山頂が見渡せるようになります。
 小仙丈あたりから山頂下付近に見えるカールは、小仙丈のカール(図のaの→)。一方、頂上に近づいて仙丈小屋への分岐あたりまで来ると、山頂下に見えるカールは藪沢のカールです(図のbの→)。
 これは、地図でわかるように、山頂の手前で稜線が大きくS字にカーブしているためですね。

kosenjou-ka 【小仙丈付近から仙丈ヶ岳】
 小仙丈付近からの仙丈ヶ岳です。ピーカンというには空の青さが少し足りません。しかし、すがすがしい好天です。
 このあたりの稜線からは、山頂の東、小仙丈のカールがよく見えます。


kosenjoufukin-ryousen
 小仙丈あたりの稜線の道です。
 登って来た山稜を振り返って撮った写真で、尾根の北側になります。このように、陽のあまりあたらない稜線の北側には雪がつき始めています。
 左端に甲斐駒ケ岳の摩利支天が顔を出しています。

umanose
 稜線から真北を見た景観。
 手前の大きな尾根が馬ノ背。右下に馬ノ背のヒュッテが小さく見えています。
 その向こうのギザギザの稜線が鋸岳ですね。鋸岳の向こうに見えるのは北八ヶ岳。その左端にみえるピークは蓼科山でしょう。 

sejougoya-bunki 【仙丈小屋への分岐】
 ここまで来れば山頂まではあと一息。
 仙丈小屋に宿泊した人たちでしょう。空身で山頂まで行き、仙丈小屋へ下るところのようです。
 伊那の谷をはさんで向こうに中央アルプスが見えています。その向こうに見える独立峰は、御嶽山、さらに右手遠くに広大な山裾を広げているのは乗鞍岳です。

yabusawa-ka
 仙丈小屋への分岐付近から見た仙丈ヶ岳山頂付近。
 このあたりになると、山頂の下の壁は、北に面しています。
 (最初の地図の→bの視点です。)
 つまり、これまで見えていた東面の小仙丈のカールではなく、藪沢のカールです。このカールの底に仙丈小屋があります。

sanchou-hu
 同じあたりから山頂を望遠で。
 仙丈ヶ岳は遠目には優美でのびやかな山ですが、さすがに3,000mを越える山、山頂直下は切れ落ちています。
 大勢の登山者の姿が見えます。あと30分ほどで山頂でしょうか。

 (南アルプス仙丈ヶ岳 のーんびりと (その4)へ続く

テーマ:登山・ハイキング - ジャンル:旅行

  1. 2009/10/18(日) 15:00|
  2. 名所・温泉・山etc.
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南アルプス仙丈ヶ岳 のーんびりと ( その2 )

(*)全行程(徒歩)マップとルート断面図は、このページ(完結編)の最後にあります。

kitazawatouge-fukin 【北沢峠付近】
 右上へ向かう道は、仙水峠を経て甲斐駒ケ岳やアサヨ峰へ。北沢の流れに沿って下る道は、やがて野呂川に出て広河原へ向かう南アルプス林道。
 北沢峠から左上に延びる道は、ぼくが来た仙流荘(長谷村)へ続く南アルプス林道。北沢峠でバスを降りて、そのまま仙丈ヶ岳へ向かう人は、この北沢峠から左下へ続く尾根道をたどる。

kitadake-miharasi 【ちょこっと北岳】
 駒仙小屋(北沢長衛小屋)から、北沢峠方面へ引き返すと、南アルプス林道と出会う。この向いに登山道の入り口がある(地図の「テントサイトからの登山口」)。これを登ると、北沢峠から仙丈ヶ岳へ連なる稜線道の二合目に出ることができる。
 登山口を入って5分も歩くと「北岳見晴らし」(だったかな?)と書かれた場所に出る。ここからは、北岳の上部を眺めることができる。
 天気は快晴。昨日の雨は、山頂付近では雪だったようで、谷筋に白く雪がついている。

yatsu 【八ヶ岳遠望】
 合流点の二合目までは、尾根を巻いて行く比較的穏やかな道で、40分ほど。
 しかし、合流後、馬ノ背のヒュッテへ向かう道との分岐になっている大滝の頭までは、けっこうな登り。(距離1kmで約350m登る)
 大滝の頭を過ぎてからも、ぐんぐんと高度を上げていく。途中で樹の間から周囲の山が見え出す。
 やがてハイマツ帯となって展望が開け、甲斐駒・鋸岳間の山稜の向こうに八ヶ岳が見えてきた。

kai-koma 【甲斐駒ケ岳 栗沢山】
 そのまま視線を右へ振ると、甲斐駒ケ岳。真ん中に見える谷筋が北沢。この沢をつめていった先が仙水峠。
 右手のちょっとしたピークは栗沢山(栗沢ノ頭)。北岳の山頂が鋭角的で最高にかっこよく見える北岳のNo.1展望台のアサヨ峰へと続いている。
 仙水峠から1時間半か2時間で登れるピークだが、稜線続きの鳳凰三山まで縦走するのはけっこうアップダウンがあったりして、訪れる人の少ない山。


site-s 【北沢長衛小屋のキャンプサイト】
 北沢がよく見えているので、キャンプサイトが見えるかも、と思ってのぞいてみたら、やはり見えました。
 写真ではわかりにくいですが、谷筋に黄色や赤、青のテントが見えていました。

houou-sanzan
 【鳳凰三山】
 さらに右手を見ると鳳凰三山。地蔵岳のオベリスクは、とても目立ちます。
 山小屋の食事も最近はよくなったらしいですが、年中夕食はカレーライスだった地蔵小屋。今はどうなんでしょう。

kitadake-1 【北岳と富士山】
 大滝の頭から小仙丈ヶ岳までの登りも、けっこうこたえます。1kmに満たない距離ですが300m以上を登らなければなりません。
 小仙丈ヶ岳が近づいて来ると、もう標高2,800m近く。北岳の姿が美しい。
 北岳のピークから左に延びる小太郎尾根の上に、うっすらと富士山の姿が見えています。
 

kita-ai 【北岳と間ノ岳】
 写真左の北岳は日本第二位の標高3,192mです。右手のピークは、間ノ岳。標高第三位の奥穂高岳3,190mに続く第四位3,189mの山です。わずか1mのちがいでベスト3に入れません。
 確か、深田久弥さんが、堂々たる山に屈従的な名前といった趣旨のことをなにかに書いていたと思う。確かにそのとおりで、白峰三山と呼ばれる北岳、この山、写真では間ノ岳の後ろに隠れている農鳥岳の、北岳と農鳥の間にある山というテキトーで個性のない名前はかわいそう。
 北アルプスに比べると、南アルプスの山は全般に一つ一つが大きいけれど、その中でもこの山の巨大さ、広がりは相当なもの。

yari-ho 【はるかに槍・穂高】
 南アルプス北部の主要山岳とちょうど反対側を眺めると、手前の馬ノ背の尾根の向こうはるか下に伊那谷。その伊那谷からさらに遠くに目を凝らすと槍・穂高の山なみが望めました。

 右手に槍の特徴的なピーク。左へ山なみを追いかけると、キレットをはさんで北穂・奥穂の穂高連峰が判別できます。

senjou-1 【仙丈ヶ岳】
 つらい小仙丈への登りを終えて、正面に仙丈ヶ岳。
 小仙丈からは山頂直下に、小仙丈のカールがはっきりと見えます。
 ここから山頂までは、ここまでと比べると比較的傾斜の緩い山稜歩き。

nanbu 【南アルプス南部】
 仙丈ヶ岳を正面に見ると、左手に白峰三山の北岳と間ノ岳。この間に仙塩尾根と呼ばれる長大な尾根をはさんでその向こうに、南アルプス南部の山々が見えています。
 正面にヘルメットのような特徴的な形の塩見岳、左手に荒川三山の一つ悪沢岳、右手には赤石岳や聖岳も見えています。

sanza-doutei
「南アルプス仙丈ヶ岳 のーんびりと (その3)」へ。

テーマ:登山・ハイキング - ジャンル:旅行

  1. 2009/10/18(日) 06:41|
  2. 名所・温泉・山etc.
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南アルプス仙丈ヶ岳 のーんびりと ( その1 )

(*)全行程(徒歩)マップとルート断面図は、このページ(完結編)の最後にあります。


大きな地図で見る

 南アルプス北部の山、仙丈ケ岳が今回の目的地。
 交通は、東京方面からだと山梨県の芦安からスーパー林道というのが常道です。
 ところが、念のためにと思って調べてみると落石で不通。少々遠回りになるけれど、長野県(伊那)の長谷村からのスーパー林道を使ってアプローチすることにしました。
 というか、それしか方法がない。
 走行距離は長くなっても、高速道路一律千円の恩恵で高速料金は同じだから、まあいいかってことで。

【目論見書】
  夜、自宅を出発、夜半に駐車場(地図のB=仙流荘前)に車を停め、バスの始発までの間を車内で仮眠、早朝には登山口に立つ。
 その日のうちに仙丈ヶ岳を往復。そのままバスに乗って帰ってもいいのですが、せっかくだから山中でテントを張ってゆっくりと一泊、翌日、早めに帰路につき、東京近辺での渋滞に巻き込まれない時間に帰宅、という作戦です。
 ポイントは、
 1.朝、登山口近くのサイトに先にテントを張って余分なものはテントに放り込み、ザックを軽くして登頂。
 2.下山は、バスの時間を気にせず余裕を持って展望を楽しみながら。
 3.そしてテントでゆっくり一泊する。
です。
仙流荘−P 仙丈ヶ岳は、以前はアプローチが長く本当に奥深い山だったそうです。
 しかし、環境問題から開通させるかどうか大いに世間を騒がせた南アルプススーパー林道が条件つきながら開通したおかげで、手軽に登れるようになった山の一つです。
 ぼくが最初に訪れたときは、すでにこのスーパー林道の恩恵にあずかれるようになっていました。

 夜9時前に千葉を出発。目的地の伊那市の仙流荘前の駐車場に着いたのが午前1時ころ。この仙流荘前から南アルプス林道で北沢峠へ向かうバスが出ています。
 7割がた埋まった駐車場の一角に車をとめ、6時半の始発の時間までそのまま仮眠。4時半ころ、目が覚めると、バス停のあたりに明りがついています。どうやら、バス待ち客が多いので、早めに臨時便を出すようです。
choueisou 【北沢峠 長衛荘】
 朝食を食べ、往復の切符を買って、6時半ころのバスに乗車。満席です。終点北沢峠まで50分。北沢峠の長衛荘の前にバスは止まります。

 山梨県側(芦安)から広河原へ入る林道が不通のため、北岳への登山口、広河原へ向かう人たちは、ここでバスを乗り換えて、広河原へ向かうことになります。
 駐車場がけっこう混んでいたのはそのせいもあるようです。

kitazawa-chouei 【北沢 長衛小屋】
 なにより、荷物を軽くしたいですから、キャンプサイトへ向かいます。北沢(広河原)方面へ10分ほど林道を歩くと北沢沿いに長衛小屋があり、その前がキャンプサイト。連休の中日ですから予想どおりかなりの混雑です。
 道から河原を見下ろしながら、テントの張れそうな空きを物色。しかし、まずは小屋へ行って料金の支払いです。料金を払って、テントに支払い済みのタグをつけなければなりません。支払いを済ませてタグをもらって気がついたのですが、小屋の名前が「北沢駒仙小屋」となっています。たしか「長衛小屋」だったはずなんだが。

site ぼくの持っているマップを出して確認してみると、やはり「北沢 長衛小屋」となっています。まあかなり古いマップではありますが。最近、変えたんでしょうね。
 右の写真は、小屋の前あたりから撮ったものですが、サイトは高さが3段くらいに別れていて、この先の方のサイトは写真には写っていません。(写真は翌朝撮ったもの。すでにかなり空いています)
 ちょうどテントを引き払っている人がいたので、その人の後にテントを設営。すぐ目の前が北沢の流れです。

エスパース 【エスパースのテント】
 前日に装備類の確認をしたのですが、テントはペグの数やポールは調べたものの、テントを広げてみることまではやっていません。
 設営していて気がつきました。フライシートのちょうど真ん中あたりにテープが貼ってあります(下の写真)。見ると破れたところをテープでふさいであります。
 記憶にないんですよ、これが。でも、僕以外だれもこのテントを使わないんですが。
 いずれにしても、いつかどこかでやぶけちゃって、応急修理をしたままということ。

basoukou もう、十年以上前のことになります。カーボンファイバー製のポールが折れてしまい、購入した高田馬場のカモシカスポーツへ持ちこんで修理をしてもらったことがあります。
 無事に修理できたのですが、その時店の人が「こんなに長年愛用してもらってうれしいです。」といって、確か料金をfreeにしてもらった。それが十年以上前なんですから。

 設営を終え、とりあえず今日の仙丈ヶ岳往復にいらないものをテントに放り込んで、さあ、出発です。

    (「その2」へ続く)

テーマ:登山・ハイキング - ジャンル:旅行

  1. 2009/10/17(土) 23:58|
  2. 名所・温泉・山etc.
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ひさしぶりにアルプスへ

三連休です。
ひさしぶりにアルプス(もちろん「日本」です)に行こうと、こんな時間に−いま、AM1:30です−企んでいます。
お相手がいないもんで、好き勝手に決めればいいんですが、ひとりで、車で、となると、どこも一長一短。あんまり長いドライブはしたくないし。
となると、やっぱ、南ですかねえ。
なかなか、行き先が決まりません。

長らく使ってないテントとか、装備を準備してると、出発は明日の夜になりそうですね。
どこにしよーかなー。
  1. 2009/10/10(土) 01:40|
  2. diary
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顧客に責任を「振り替え輸送」?

通勤途上、強風で電車がストップしてしまいました。
目的地まで、後4駅を残したままM駅に停車。

すぐにその路線のすべての電車が運行を中止したというアナウンス。
前へも進めないし、引き返すこともできないということ。

その後、「振り替え輸送」をするので、「平行して走る他社の路線に乗り換えてください」というアナウンス。
その駅まで無料バスで送るし、無料で他社線も使っていいのだから、さっさと電車を降りて「振り替え輸送」に協力しろ、「この駅にいつまでいてもどうにもならんぞ」と言わんばかりの繰り返しの案内です。
ところが、ぼくの場合、その他社線に乗り換えたりすると、目的地まではとんでもない遠回りになってしまいます。(すぐに、遠回りをしても行きつかないようになっちゃいましたが)

「振り替え輸送」って、そもそも何なんですかね?
ぼくは、他の輸送手段を使って、「その電車に乗っている人たちがもともと目的としていた駅まで送り届ける」。それが「振り替え輸送」だと思うのですが。
つまり、バスという他の輸送手段に「振り替え」て目的地まで送り届けるということでしょう。
だって、交通機関の役割は、約束したところまで顧客を送り届けることですもんね。

ぼくの場合だと、他社の駅へ送るのではなく、ぼくが目的としていた4つ先の駅まで、バスという手段に「振り替え」て送り届けるのが「振り替え輸送」だと思うのですが。

駅員が堂々と言っていた「振り替え輸送」は、他社と乗客に以後どうやって目的地まで行くかの責任を「振り替える」ための、他社の駅までの無料「輸送」ですよね。

わかるんですよ、そんなことしていたら長距離になるし、バスもおそらくたくさん必要。動いている最寄りの駅までピストンで送りこんで、さっさと片付けて後は知らねえ、が魅力的という気持ち。
しかしまあ、あんなふうに堂々と「振り替え輸送しているから」と繰り返されると、ちょっとね。

テーマ:ひとりごとだよ。独り言。(-?ゝ-)ゞ - ジャンル:日記

  1. 2009/10/09(金) 06:59|
  2. diary
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崖の観音(大福寺)と那古寺

崖の観音map

 [ ↑ クリックで拡大 ]
崖の観音-1
【崖の観音】
 駐車場からの観音堂の眺めです。

 館山市の北部、JR那古船形駅の西の海岸に面した船形山(堂山)中腹の断崖に、はりついたように観音堂が造られていることから、通称「崖の観音」とか「崖観音」呼ばれていますが、正式には真言宗智山派船形山「大福寺」だそうです。

崖の観音-3
 723年( 養老7年)、東国巡訪中の行基がこの崖面に十一面観音を彫刻安置したのが寺の始まりなんだそうです。
 左の写真は、本堂の裏あたりから撮ったものです。荒々しい背後の岩肌、木々の緑に、朱塗りの舞台造の建物が印象的です。

 本当に見上げるようなところに造られていて、観音堂への道のりは、ほとんど階段ばかりですが、距離は長くはありません。途中には、諏訪神社というお社があったりします。

【磨崖十一面観音立像】
 この観音堂の背後に像高 131cmの磨崖十一面観音像があります。目を凝らして見てみましたが、ぼんやりとしたお姿しか見ることができませんでした。


崖の観音-2 説明板によると、
「舟形の光背を背に、二重蓮華座の上に立っています。摩耗が激しいので表情はよくわかりませんが、頭上に菩薩面を刻み、左手に水瓶をもつようすや、着衣のひだなどが確認できます。
 膝の下にひも状の太いひだをつくり、腰の幅を広くしたスタイルに、平安時代中頃の様式が窺えますが、全体の痛みがひどいため、制作年代を確定することはできません。」
ということですが、これを読んで現物を眺めて、やっとそれとわかるって感じでしょうか。

館山湾
【鏡ヶ浦】
 観音堂からの館山湾の眺めです。手前の防波堤のあるところは舟形漁港。
 別名“鏡ヶ浦”と呼ばれるように、外房とは対照的な穏やかな海です。
 ここからも伊豆大島とかが眺められるそうですが、今日はモヤに隠れてしまっています。

案内【那古寺】
 大福寺から那古寺へは、5分ほどの距離です。本坊前の広い駐車場に車をとめて、本坊に参拝。本坊の右手には立派な蘇鉄があります。

 観音堂への参道途中の「みちしるべ」を見ると、観音堂背後の那古山へのハイキング道があり和泉式部や紫式部の供養塔なんかがあったりするようです。


tahoutou-2
 ここは、坂東三十三番観音納札所の結願所。
 寺伝によると、創建は 717年(養老元年)。行基が海中より得た香木で千手観音を刻み、ここに一宇を建てて祀ったのが始まりなんだそうです。
 その後、源頼朝をはじめ、足利尊氏、里見義実、徳川氏らの武家の信仰を集めたそうです。
 左の写真は、仁王門を入ったところで、右手前から阿弥陀堂、多宝塔、一番奥が立派な観音堂です。


tahoutou
 観音堂から振り返った多宝塔の姿。なかなか美しいかたちです。
 1761年(宝暦11年)の建立だそうです。屋根は、三間四方銅板葺、構造や彫刻装飾は、江戸中期の様式で、大日如来像が安置されているとのことですが、姿はみることができません。


【銅造千手観音立像】
 観音堂には十一面四十二臂の千手観音像が安置されています。目を凝らしてみましたが、暗くておおよその姿しか見ることができませんでした。(せっかくの国の重要文化財なんだから、もう少し工夫をしてもらいたいですよね。)
 そんなわけで、下の写真は説明板についていた写真という次第です。

tennjukannnon 説明板によると、
「頭上に11面の顔をいただき・・・」(とありますが、写真を見ても頭部には、化仏も頭頂仏もありません。)「・・・42の手を・・・・頭部から躯幹は一度に鋳造され、胸前の合掌手と腹前で組み合わせている宝鉢手は別に鋳造し、肩の部分で取り付け・・・・。左右の手は、前6手、中7手、後6手と3段にわかれ、前後の手を中段に釘で止め、中段を体部に差し込んでいます。鋳上がりは優れ、一部に当初の鍍金が残っています。
 髪は一本一本毛筋を立て、写実的な描写・・・引き締まった体部の肉取りや、にぎやかな衣文の構成などから、作者は鎌倉初期の慶派に学んだ鎌倉中期の仏師とされて・・・。
 顔は目、鼻、口を集中させ、頬に張りを持つきびしい表情で、肩先と腹部を強く突き出した体部の構つくりから、作家の個性がうかがわれ、13世紀の前半に制作された金銅仏の優品です。」
だそうです。
 しかし、せっかくの懇切丁寧な説明も写真を見ながらでは、足を運んできた人にとってほとんど意味がないと思うのですが・・・。

hondou-x 脇手右前列の接合面に、「平胤時(たいらのたねとき)」の花押があり、これは頼朝の御家人千葉常胤の孫で、『吾妻鏡(あづまかがみ)』の嘉禎3年(1237)から宝治元年(1247)にかけて、9回にわたり将軍に供奉する騎馬の随兵としてみられる千葉八郎胤時と考えられるそうです。
 帰り道、観音堂を見上げると奇妙なものを見つけました。右の写真です。
 なかなか、ユーモラスですが、なにものなんでしょう?

テーマ:千葉県 - ジャンル:地域情報

  1. 2009/10/04(日) 12:01|
  2. あんな店、こんな所
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大山千枚田と大山寺不動尊


大きな地図で見る
大山千枚田map
【伊予ヶ岳から大山千枚田へ】
 伊予ヶ岳から降りてきても、まだ昼過ぎ。そこで、以前から行ってみたいと思っていた「大山千枚田」を訪ねてみることにしました。

 平群天神社の駐車場を出てR39を左(東)へ曲がると、すぐにR88へと左折。この道は峠のあたりでセンターラインがなくなり少々狭くなりますが、それは峠近辺の一部分で、大部分は車も少なくゆったりと走れる道です。
 約20分(8km)ほど走ると、内房の保田と外房の鴨川を結ぶ長狭街道に突きあたります。

大山千枚田 長狭街道を鴨川方面へ右折。5分ほど走ると右に“大山不動尊方面”の看板があり、ここを右折。1kmも走ると右手に大山寺の石段と山門があります。ここは、帰りに立ち寄ることにしてそのまま大山千枚田へと向かいます。
 山道を大山寺からさらに5分ほど走りT字路に突きあたると、その向こうが千枚田のある緩やかな谷になっています。
 T字路を左へ行くと道沿いに駐車場。右へ行くと棚田倶楽部の建物があります。

大山千枚田-2 車を駐車場に置いて、散策。畔道には入らないで下さいとの注書きがあるので、棚田を見下ろす舗装路をぶらつきます。
 すでに刈り入れは終わっており、田は枯草色になっています。夏の緑の棚田も美しいでしょうが、畔道の緑と枯草色の田の対比も、ちょうど咲いていた彼岸花をアクセントに、なかなか風情があります。
 谷になっている棚田をはさんで正面には千葉県最高峰の愛宕山が腰を据えています。自衛隊の丸いレーダーが山頂近くにあるので、すぐにそれとわかります。

棚田くらぶ 駐車場から舗装路を登って行くと、右手に棚田倶楽部の建物があり、中にはちょっとした売店と喫茶があり、棚田のきれいな写真が飾ってありました。
 テラスからの眺めがよさそうなので、タンポポコーヒーを頼んで一休み。9月も下旬なので日陰に入ると吹きわたる風がなんともさわやか。
 棚田倶楽部の正式名称は「地域資源総合管理施設」(鴨川市の所有)で、これをNPO法人大山千枚田保存会が管理しているんだそうです。
 一時間ほどあたりを散策して、先ほどパスした大山寺へもどりました。

ooyamadera【大山寺】
 千枚田からの道を引き返し、大山寺の山門の前を通り過ぎると、左に鴨川市の青少年研修センターへの急な坂道があり、ここを登って行くと一番奥に広い駐車場があります。

 大山寺は、724年良弁僧正の開基との伝承があるそうですから、かなり古いものですね。資料的には、14世紀の前半に存在したことは確かだそうです。
 天台宗に属し(現在は真言宗)山岳修験の寺として、戦国時代にはこの地を治めた里見氏の庇護を受けていたそうです。

ihachi【波の伊八】
 神奈川の大山寺、成田山新勝寺とならぶ関東三大不動の一つとされるそうですが、新勝寺は別にしても、神奈川の大山寺と比べても、建造物が不動堂と鐘楼だけで少しさびしいですね。ただ、不動堂の正面にある伊八の彫り物は見逃せません。
  写真の不動堂は1802年に上棟され、翌年、“波の伊八”として有名な初代伊八(武志伊八郎信由)が正面を飾る彫り物を制作したのだそうです。伊八52歳の作品です。

不動尊【不動明王像】
 不動堂には、不動明王像がありますが、本殿との間仕切りにガラスがはめてあって、薄暗い中はほとんど見えません。しかたがないので左の写真の説明板で辛抱。
 しかし、これでは本で読むのと同じなので、何のために足を運んできたのかわかりませんが・・・・・。
 ケヤキの一木造り。目と唇以外に彩色のない素木の像で鎌倉時代の作なんだそうです。

takakura【高蔵神社】
 大山寺の背後の大山山上にある高蔵神社への参道です。もともと大山寺は、高蔵神社の別当寺だそうで、大山寺とともに良弁僧正が創建したと伝えられているそうです。
 というか、もともとあった神社に後から大山寺ができ、神仏一緒になっちゃったというところなんでしょう。参道には、鴨川市では最古の銘の入った石造物宝きょう印塔があるそうです。行ってみようかとも思いましたが、時間も遅くなったので、またの機会に。
 

テーマ:千葉県 - ジャンル:地域情報

  1. 2009/10/03(土) 14:17|
  2. あんな店、こんな所
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伊予ヶ岳 - 房総の山を歩く(6)


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iyogatake-map【伊予ヶ岳 という名前】
 「伊予」というくらいですから、四国に縁がある。

 平安時代、阿波の斎部(忌部)氏の天富命(あめのとみのみこと=房総開拓の総祖神とされる)が、東国(安房)へ麻を持ち込んで広めた話は、館山野鳥の森(安房神社)を訪れた時に知った。

 その斎部(インベ)氏が、ふるさと四国の最高峰「石鎚山」の別名「伊予の大岳」にちなんで名づけられたという(登山口近くの説明書きによると)。

 それにしては、「標高336.6メートルはちょっと?」という気もするが、房総の山では珍しく切り立った岩の山頂を見れば、その気持はわからないではない。
 いずれにしても、阿波=安房ということで、房総半島は古代から海を伝って西日本との交流(人、産業)が盛んだったようです。

ten-jinja【登山口へ】
 さて、登山口へは富津館山道路を鋸南富山ICで降りて、富津館山道路沿いの立派な道をそのまままっすぐ進み、トンネルを抜けたところの信号-道の駅「富楽里とみやま」の手前-を左(東)に曲がり、R89を走る。
 そうすると、正面や左手に山頂に岩峰を持つ山が見えてくる。
 約7km。10分ほど走って、平久里中の信号を過ぎると、すぐ左手に平群(ヘグリ)天神社の石の鳥居がある。

ten-jinja-2 この鳥居を入っていくと約千年前に植えられたという立派な「夫婦クスノキ」があり、その先に天神社と右手に登山者用駐車場、トイレがある。

【平群天神社と駐車場】
 神社の正面に立つと、これから目指す伊予ヶ岳の頂上が本殿の屋根の背後に見える。ここからだと特徴のある岩壁は山頂左に見える。
 天神社は菅原道真を祀った神社で、ここには県指定文化財の南北朝か室町時代初期の「紙本著色天神縁起絵巻」が伝わっているそうな。


ten-jinja-P また、本殿の横や下に、長さ5mくらいの大きな木筒がおいてある。これは、天神社の秋祭りで戦前まで使われていた打ち上げ花火の筒だそうである。
 登山者用の駐車場として指定された場所には10〜15台くらいは駐めることができそうだ。
 ぼくが着いたのは休日の午前10時頃で、7-8台の車が駐まっていた。

tozandou-1【登山道へ】
 天神社の左手の道を行くと登山道である。ポイントには案内標識が立っているので、安心して歩ける。
tozandou-2

 歩き始めは、車の入れる明るい広い道だが、そのうちに竹林に囲まれた静かな道に変わる。
 やがて、竹林もなくなると、整備された登山道となる。


tozandou-3
 だらだらと続く坂道に時々、階段状の登りが出てくるようになり、一汗かく頃に左へ富山への道を分ける。やがて東屋とベンチの置いてある見晴らしのいいところに着く。
 ここは、房総半島を東西に貫く嶺岡林道へ向かう道との分岐点ともなっている。
 頂上までの間、見晴らしもよく落ち着いて休めるところはここくらいなので、お茶でも飲んで休憩しよう。

 嶺岡林道への分岐を過ぎてしばらくすると、これまでの穏やかな道から、ロープが頻繁に続く急な登りになる。
 岩場なら少々急でもあまり滑ることはないけど、ほとんどが土の急傾斜のためにフリクションもきかず、手掛かりがないとズルズルと滑ってしまう。
 ロープの助けを借りながら高度を上げる。

tozandou-4
 (このあたりの登山道が写真にないのは、登るのに夢中になってしまったため、うっかり写真を撮ることを失念してしまったためです。)

 急登を続けて、背後の見晴らしがよくなってきた頃、ひょっこりと頂上に着く。
 ベンチとテーブルが置いてある一段低いところから、岩場の方へと進むと周りを鎖で囲った狭い山頂だ。


view-tomisan
【南峰から】
 頂上に立つと正面に富山が見える。富山は双耳になっているので、どこからでも見つけやすい。背後にうっすらと東京湾が見えている。

 残念ながら今日は少しモヤがかかっていて、あまり遠景ははっきりとしない。
 案内板によると富山と同じように、空気の澄んだ日には伊豆大島や富士山あたりまで見えるようだ。


view-hoppou
 この頂上は南峰で、伊予ヶ岳の336.6mの三角点は北峰にある。右の写真が南峰から見た北峰で、南峰が露岩の岩峰なのに比べると、木々に囲まれた穏やかな山容をしている。

 せっかくなので、北峰に足を伸ばしてみる。吊尾根になったところをいったん降り、登り返す。登り返しにロープがついているが、面倒な悪場ではなく5分少々歩けば着いてしまう。
 南峰では、何人かの登山者に出会ったけれど、この北峰まで来る人は少ないようだ。

IMGP5721-a.jpg【三角点のある北峰】
 三角点のある北峰は、低木に囲まれた狭い山頂。真ん中に三角点があるだけ。
 ここからは、南峰の切り立った断崖がよく見える。指呼の間に見えるので、山頂に人がいると、どこの山岳かと思うくらいの高度感。とても標高336.6mの山には見えない。

 少々、昼食には早いけれど、途中道の駅「富楽里とみやま」で買った太巻きをたいらげる。
 北峰にいた30分ほどの間、ここまで足を延ばしてくる人はいなかった。

 帰りは、往路をそのまま下山。降り始めのロープのあるあたりは、先行者がいると待ち時間ができて通過に結構時間がかかる。一本道なので、自分の前に山頂から降り始める人がいたなら、足に自信のある人は、少し時間をおいてから下山しよう。

< 駐車場(10:05)-登山道へ(10:10)-南峰(10:50)-(0:05)-北峰・昼食(11:50)-東屋(12:10)-富山分岐(12:15)-駐車場(12:30) >

*** この後、まっすぐ帰宅するには時間が早かったので、以前から訪ねてみたいと思っていた近くの「大山千枚田」へ回って帰りました。 ***

テーマ:千葉県 - ジャンル:地域情報

  1. 2009/10/03(土) 11:26|
  2. 房総の山を歩く
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